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家を長持ちさせる方法

日本の住宅寿命は30年以下と言われています。
それに対して、欧米諸国は70年~140年程度。

統一感のある調和された街並みの景色は美しいものです。

あなたは、ヨーロッパの美しい街並みを見たことがありますか?

なぜ美しく感じるかというと、統一感のある調和された街並みが続いているからです。

年数が経つほど価値があがる欧米では、住宅は貯金箱となるのです。

日本でも、京都や奈良に見られる昔ながらの街並みの景色は美しいですよね。

しかし、通常、日本で家を買うと「住宅貧乏」・・・
貧しくなってしまうのです。

この差は、耐久性とメンテナンスの違いです。
定期的なメンテナンスで長持ちさせましょう。

最近は長期優良住宅が増えていますが、的確なメンテナンスをしないと、寿命が短くなります。

地域や暮らし方によっても、住宅の傷み具合は変わってくるので、
こまめにチェックすることが大切です。

空き家を考える。

今、日本にある住宅の13%は、空き家だと言われています。
総務省統計局:土地統計調査(速報集計)結果の要約
これからも増えると予想されています。

家は、行きとどいたメンテナンスをすることで、資産価値が維持できます。

ということは、中古住宅を買う人は、より厳しく選別するようになります。

家は、行きとどいたメンテナンスをすることで、資産価値が維持できるからです。

ところで、新しい家に入った時は「このきれいさをいつまでもキープするぞ!」とお掃除やメンテナンスにも力が入っていたことでしょう。

これからは、その家で長く快適に家族が暮らしていけるように、家の手入れやメンテナンスについて考えることが大切になってきます。

適切なお手入れは、不具合や痛みなどの問題点の早期発見につながります。

日々の生活を楽しみながら、家族に協力してもらい定期的にチェックしましょう。

家族が楽しく暮らせる家を少しでも長持ちさせるよう、皆で自分たちの住まいを労わってあげましょう。

劣化しやすい部位ランキングをお伝えします。

1位:バルコニー、ドレン

ドレン部分の防水が切れていると、
侵入した水が徐々に梁や柱に伝わり、木を腐食させてしまいます。

ちなみに、「ドレン」とは排水口です。
枯葉や髪の毛などがつまると、雨どいから水があふれることもあるので、
こまめに取り除いてくださいね。

2位:接合部

バルコニーの手すり壁と外壁の取り合いの生じたクラックなどが原因で、
雨水が浸入し木部が腐食します。

3位:洗面、浴室

ドア枠と床の取り合いの隙間からこぼれた水が床下に伝わり、
カビやシロアリの原因になってしまいます。
湿度の高い場所ですので、こまめな換気も大切です。

4位:防水

防水材も劣化するものです。傷がついたら補修しましょう。

5位:屋根

塗装のはがれが多いので、洗浄して塗り替えましょう。
見た目だけの問題で済む場合が多いです。

ただ、屋根の専門業者でない場合、変なところを歩いて、屋根を傷めることがあります。
業者選びには注意してください。

6位:外壁(吹き付け)

放置すれば劣化が進みます。施工時のミスなど、
原因が重なると吹き付けタイルが剥がれる場合もあります。

また、日当たりが良い場所や、湿気の多い場所では、劣化の仕方が違います。

表面の異常を放っておくと、下地材まで傷み、
多額の補修費がかかることがあるので注意してください。

7位:外壁(サイディング)

劣化しない、と思い込みがちな部位です。
サイディング自体が水を吸い、シミが生じる場合もあります。

8位:外部のシール(コーキング)

建て主が関心をよせにくい部位です。
ひび割れなどの劣化をまめに点検し、補修しておきましょう。

9位:衛生設備

水栓金具と水道管の接合部のパッキンが劣化し、漏水します。
素人の方でも簡単に交換できるので、ぜひ挑戦してください。

10位:木部・鉄部の塗装

外部の木部、鉄部の塗装ははがれやすいのです。
見た目も良くないので、早目に補修したい部位ですね。

経年劣化を放置せず、こまめな点検と補修で大切な家のメンテナンスを心がけてください。

いかがですか?

1位のバルコニー、ドレン、4位の防水などは、施工ミスに加えて手入れ不足からも劣化が進行しやすい個所です。

また、経年劣化を放置したのが原因で、トラブルに発展することもあります

たとえば、2位の接合部や、6位以下の外壁、外部コーキングといった箇所ですが、劣化した建材をそのまま放置すると、劣化する範囲を広げてしまう危険性もあります

いずれにしても大切なのは、こまめな点検と補修です。
劣化は必ず起こるものですが、適切な補修をしてあげるだけでぐんと長持ちするのです。

ランキングを参考に、家を大切にメンテナンスしてあげましょう。

気にする箇所を知っておくだけでも、心強いものですね。

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