小さく建てて大きく育てる家
これからの住まいのつくり方研究
なぜ?小さな家
ビューっと不況風が吹いている。
収入も年金も、医療も介護も不安ばかり。
家をつくるというにはつらい時代だけど、負けないで家を建てたい。
なぜなら、風が吹いたって、嵐が来たって、守ってくれるのは家族であり、住まいはその根城なのだから。
もう、ムリをするのはやめよう。身の丈にあった、小さい家がいい。
その代わり空いた敷地に木を植えよう。10年経ったら木は大きく育っている。
小さくても長持ちするしっかりとした家。
「空き地も部屋である」という発想を持つ家。
家族が増えたら建て増して、家族が減ったら減築して畑にしよう。
状態に合せて、やわらかく変わればいい。
プランをまとめる家族会議
プランをまとめる家族会議では、みんな肩にチカラが入っていました。
みんな大きな部屋 (ルーム)を欲しました。
5年経ちました。10年経ちました。
父母がなくなり、子供たちがいなくなりました。
住まいは、夫婦二人だけになりました。
いつの間にか、空いた部屋は物置部屋になっていました。
持て余す家は、つらくなる。
住まいをプランするとき、人生を、家族をシュミレーションしてみよう。
「今」だけでなく、「将来」も頭に入れてプランする。
住まいをプランするとき、人生を、家族をシュミレーションしてみよう。
上に書いたように、もし、夫婦二人だけの住まいになったら・・・・・
もし、二世帯で住む事になったら・・・・・
もし、三世代が住む住まいになったら・・・・・
「もし」は魔法の杖になっていろいろなプランが、紙上を駆け巡ります。
大きくなったり小さくなったり、伸びたり縮んだり、家族の状態に合せて住まいを変えていく。
大勢の家族の和気あいあいの住まいも、野菜作りに精を出す二人だけの住まいも、さまざまなケースが考えられるはず。
「間取り」方式よさようなら
いつの頃からでしょうか。
「○LDK住宅」というようになったのは?
「間数」が多いと、いい家だと思うようになったのは?
戦後の日本は、極度の住不足からの出発でした。
みんな励んで家を建てました。
「うさぎ小屋」だといわれ、なにクソと、大きな家を建てました。
どんな大きさの部屋がほしいのですか、と聞いて工務店は「間取り」(陣取り)をまとめてきました。
住まい手は、家庭内で陣取り合戦に血道をあげました。
けれども、部屋を集めて成する「間取り」方式だと、大きくなるばかりで、もとは柱の間に作られて部屋が、ひとつの目的に限定化されてしまって支障が生じます。
住み込むつれて、不都合な部屋が増えましたが、造り込まれた部屋は始末が悪く、今になって劇的ビフォーアフターなどと言うようになりました。
これから住まい作りは、まず「間取り」方式とさよならすることです。
開放的な日本の住まい
開放的な日本の住まいでは、どの部屋も円居(まどい)の場になり、食の場になり、寝所にもなりました。
部屋は、引き戸を 立てるだけで構成されていました。
西洋のドアは、閉めておくのが常識だけど、日本の引き戸は、開けておいても、閉めておいてもいいということが約束事になっています。
戸を閉めると、狭い部屋が作られて、開けると広い部屋になって、まるで一枚の 風呂敷のように、自由に、自在。
日本の木の家は、一間二間の「間」によって構成され、大工は柱の位置を決めるだけで空間を構成できました。
伝統的な木割術のなせる技です。
現代生活はプライバシー
現代生活はプライバシーをいいます。
それぞれ、自分ひとりになれる部屋がほしいのです。
伝統的なやり方だけでは支障が生じます。
生活のシーンを、いろいろと想像しながら、プランしたらどうでしょう。
家族の食事のとり方によって、食卓のカタチひとつ、おのずと異なります。
オープンキッチンにして困り果てた例がありました。
流行だからというのでなく、カニが自分の甲羅に似せて穴を掘るように、自分たちがどう住みたいか、住み込むかが基本。
朝の台所仕事が終わった、ゆっくりとコーヒーを飲む場所はどんなふうか、泣きたいときに独りになれる部屋はどんな広さなのか。
シーン(場面)をメイキングしましょう。
お金をたくさん・・・
お金をたくさん出せば、いい住まいになるとは限りません。
お金をかけるほど、俗悪な住まいになることがあります。
デザインがケバケバしかったり、盛り込みすぎたり、使いこなせない設備だったりして・・・・
建物の構造体には、ちゃんとお金をかけます。
抑えるところは抑えるのが、かしこい予算のかけ方というもの。
建築材料を正直に使って、構造に必要なものだけで構成しましょう。
住み込むほどに美しくなる自然素材を用いましょう。
予算には限りがあります。限りある予算をバランスよく使いましょう。
飾り立てないで!
飾り立てないで余分なものをそぎ落として、単純に美しいことを基本にします。
でも、それは一番むずかしいこと。
建築の美しさは、ビューティ(きれい)か、アグリー(見苦しい)か、ということよりも、シンプル(明快)かどうかが問題。 造形や造作よりも、形態に目を向けましょう。
上棟したときに、その違いが出ます。骨格となる構造体が美しいかどうか。
その順列・等比のピッチをよく見てください。
構造に対する信頼性が感じられて、もし、それが美しいと思えたならたぶんその家は、単純に美しい家なのです。
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ところが、日本の木造住宅で使われる木は、80%近くが輸入材です。