平屋専門の工務店が教える「平屋に向い ている人」の特徴
平屋専門の工務店が教える「平屋に向い
ている人」の特徴とは?
ここ数年、平屋のお家づくりがブームになっています。
大手ハウスメーカーが平屋の新商品プランを発表したり、平屋のモデルハウスを建てたりと、皆
さんも平屋を目にする機会が増えたのではないでしょうか。
当社は2000年より自然素材の家づくりをおすすめしてきた「平屋専門の工務店」です。そのた
め、今の「誰にとっても平屋住宅がおすすめ!」というブームには、少し不安を感じています。
日本の伝統的な住宅スタイルである平屋には「平屋だからこその良さ」がたくさんあります。しか
し、現代のライフスタイルには、あわない部分も当然あります。
どんな方に平屋住宅が向いているのか、反対に、どんなライフスタイルだと平屋をおすすめしな
いのか。今回は平屋の専門家の本音をお伝えしたいと思います。
1.平屋住宅の基礎知識と平屋が向いている人の特徴
平屋に向いている人・向いていない人についてお伝えするためにも、まずは平屋住宅の基礎知
識をお教えします。
平屋とは1階建ての建物のことで、古くから日本の住宅の形として親しまれてきました。
キッチン、リビング、バス、トイレなどがワンフロアに集中しているため、家族が家の中のどこにい
ても互いの存在を感じられる良さがあります。特に「家のどこにいても、子どもが親に見守られて
いることを感じられる」という点は、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭にとって大切な要素で
す。
また、階段による上下の移動がないことは、バリアフリーの観点からも魅力的です。高齢の家族
の利便性や将来の住みやすさを考えると、急な階段やたくさんの段差がある家では不安ですよ
ね。
このように、子どもからご高齢の方まで、どんな人にとっても「平屋だからこその良さ」がありま
す。ライフスタイルの変化に幅広く対応できる形だからこそ、家族と共に長い時を過ごせる家とし
ておすすめしています。
2.平屋住宅にもデメリットがある?
一方で、平屋住宅を誰にでもおすすめするわけではありません。ライフスタイルや条件によって
は、無視できないデメリットも存在します。
一つ目は、土地の問題です。家づくりをしていると「玄関にリビング、大きな収納、広いキッチン、
寝室、子供部屋、書斎、ベランダ、ウッドデッキ……」と、叶えたい夢は次から次へと出てきます。
お客さまのご希望を叶える間取りにプラスして、駐車場や隣家とのスペースを満たすだけの土地
を探し、購入するのは大変です。広い土地を購入するとなれば、固定資産税も高くなります。
ご希望のプランを、平屋ではなく「2階建てのお家」にすれば、土地は半分の面積で済むためデメ
リットは解消されます。部屋がいくつ必要なのか、ご自身の家づくりにかけるべき最適な予算はい
くらなのか。家づくりの前に条件を整理し、平屋が適しているかどうかを検討する必要があるで
しょう。
二つ目は、浸水などの自然災害に弱い点です。昨今は台風や河川の氾濫などによる家屋の浸
水被害が増えており、災害時の様子を見ると「2階にいれば助かったのに・・・」と思わざるを得ま
せん。群馬県に海はありませんが、利根川や烏川など大きな河川は身近な存在です。ハザード
マップの確認やその土地での生活スタイルなど、様々な角度からの検討が必要だと言えます。
その他にも「市街地では日当たりを確保することが難しい」など、いくつかのデメリットは存在しま
す。平屋に限らず、お家づくりの際には「何を優先し、どんな暮らしをしたいのか」を考えることが
大切なのです。
平屋住宅の専門家だからこそ、平屋のメリットもデメリットも知った上で、平屋を選んでいただきた
いと思っています。流行や見た目で安易に選ぶのではなく、ご自身やご家族に合わせたお家の
形として「平屋」の選択を考えてみてください。
3.シンクホームが平屋をすすめる理由
なぜ、私たちは平屋を選ぶのか。平屋専門の工務店を始めた理由と平屋への想いをご紹介した
いと思います。
シンクホームでは「子育て世代に優しいデザイン」と「30年後も笑顔で暮らせる家づくり」を大事に
しています。子育て世代に優しい家づくりとは何か……そんなことを考えた時、私は自分自身の
子ども時代を思い出しました。
私は父が経営する電気店の三男として生まれました。自宅兼店舗の家には家族はもちろん、従
業員やお客さん、取引先の方など多くの人が出入りしていました。
色々な役職を担当していた父は年中リビングダイニングで会議をしており、子どもだった私は「食
事が済んだら自室に行きなさい」と言われることもよくありました。母もキャリアウーマンとして働
きに出ており、私も家の電話をとったり店番をしたりと、「商売」が日常にある中で育ちました。
現代では、子どもが働く親の姿を日常的にみることは少ないのかもしれません。
私は日々、熱心に従業員と話し合い、お客さまへ真摯に向き合う父の姿を見ていました。女性の
社会進出が一般的ではない中、バリバリ働きながら子育ても家事もこなす母の姿を見てきまし
た。そうした両親の姿を見れたことは、何よりの教育だったと感じています。
とはいえ、子ども心に思うこともありました。
友人家族は両親が遊んでくれる、話を聞いてくれる、一緒に時間を過ごしてくれる。大人になった
今では「両親は私たちを育てるために必死だったんだ」とわかりますが、幼い頃は家の中で家族
が一緒に過ごす場所・時間がないことを寂しく思っていました。
だからこそ、私は家にいるときに自然と家族のつながりを感じることができ、家族団らんの時間を
過ごしやすい住まいの形をおすすめしたいと思っています。個室がたくさんある部屋も便利では
ありますが、個室は孤独を生むことにもなりかねません。
ぜひ、ご家族との時間を大切にしたい方や、将来ずっと快適に住める家をお探しの方は、私たち
のおすすめする平屋をご検討いただければと思います。
4.シンクホームの平屋は一つじゃない
私たちのおすすめする平屋には、いくつかのスタイルがあります。casaシリーズは優秀な設計士
たちが多くのお客さまの想いに耳を傾け、平屋の良さと現代の技術を融合させて作り上げたデザ
イン住宅です。お客さまのご希望や条件に合わせてつくる平屋は、まさに「お客さまの数」だけの
種類があります。代表例をいくつかご紹介いたしますので、平屋の家づくりの参考にしてみてくだ
さい。
<永年満足な平屋 casa piatto>
平らな屋根と奥行き感のあるデザインが特徴的なカーサ・ピアット。リビングから直接つながる
デッキや長い軒が室内と外をつなぎ、四季折々の変化を感じられます。シンプルな生活動線だか
らこそ、子育て世代にもシニア世代にも住みやすい平屋住宅です。
<世代を引き継ぎ長く住まう家 casa basso>
建築家・柳瀬真澄氏が設計するカーサ・バッソは日本的な美しさと飽きないスタイリッシュさを兼
ね備えた平屋です。深い軒や高い天井、LDKの大黒柱は安心感と落ち着きを与えてくれます。全
ての部屋がウッドデッキに通じており、光や風が入る室内にいながら、外の世界とつながりを感じ
られることが特徴です。
<平屋でも二階建てでもない日本の家 casa amare>
先進的な建築技術をもとに、古くから日本の建築や彫刻で用いられる大和比を活かしてデザイン
されたカーサ・アマーレ。切妻の屋根や縁側などのシルエットが美しく、自然素材を生かした内装
や日本建築らしい障子を使ったデザインが心地よさを生みだします。最大の特徴は「1.5階」とも
言えるフリースペースがあること。収納や子ども用のスペースなど、ライフスタイルに合わせた自
由な設計が可能です。
流行に流されない美しい平屋
地元工務店というと「自由設計」を特徴とするところが多く、当社も例外ではありません。お客様
の住まいの好みや想いに合わせ、完全自由設計の注文住宅を手がけています。
しかし、明確な「正解」がない家づくりにおいて、デザイン・間取り・設備・コストをバランスよく実現
することには難しさもあります。だからこそ、お客様の様々なニーズに柔軟かつ幅広く対応できる
よう「商品住宅」も取り扱っているのです。
当社がおすすめするcasaシリーズは、発表から10年が経った今も人気の商品住宅です。住宅は
「こうすればよかった」と後悔できないお買い物です。「失敗しない家づくり」ができる商品住宅も
素晴らしい選択肢の一つだと考えています。
casaシリーズの住宅は、ライフスタイルやご家族のご希望に合わせた間取り変更や部分的な
オーダーメイドも可能です。まずは無料相談会へご参加いただき、皆さまの理想の住まいについ
てお話をお聞かせいただければと思います。
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発表から10年を越え、
未だに色褪せない人気のデザインには理由がある
住まいに対する好みや想いは人により異なるため、家づくりに明確な「正解」は存在し
ない。だからこそ、シンクホームは完全自由設計の注文住宅を手掛けつつ、様々なニーズ
に柔軟かつ幅広く対応できるよう『商品住宅』も取り扱う。「理想を追い求める自由設計の
楽しさも理解できますが、決してベストな選択とは言い切れません。そこで過去の成功事
例をもとに、デザイン・間取り・設備・価格をより高いレベルで実現すべく考案されたの
が『商品住宅』なんです」。
casa
シリーズであり、自由設計のデメリットである「こうすれば良かった」という後悔を未然
に防ぐ、「失敗しない家」ともいえる。
地元工務店=自由設計が特長であり、弊社も例外ではない。しかし、トータルバランス
が非常に優れた『商品住宅』は、家族のニーズに合致すれば、きっと素晴らしい選択肢の
一つになる。服に例えれば、オーダーメイドばかり着ているわけではないはずだ。間取り
も家族のスタイルに応じて変更可能です。
まずはお気軽に無料相談会に参加ください。