無垢の床のホント!!-お手入れ面倒?!傷はどうなの?!-
こんにちは。自然素材を使ったデザインHIRAYAのシンクホームです。
私たちは赤ちゃんにもやさしい家づくりをご提案しております。
その赤ちゃん基準の中で、床材は杉の無垢フローリングを標準にご提案しております。
あなたの家づくりのイメージでは、どんな床を考えていますか?
床材は多種多様です。
一般的な認識である合板フローリングから、メンテナンス性に優れ、経年の劣化にも強い床材など、様々な種類が開発され続けてきました。
それこそ、安価なものから、高価格なものまで…
無垢の床に憧れている方もいらっしゃるかとは思いますが…
無垢の床についてはどんなイメージをお持ちですか?
「メンテンナンスが大変そう…」
「キズが付きやすいのはなぁ…」
などと、考えている方が多いかもしれません。
私たちは、無垢の床が素晴らしいと思うからご提案しております。
もちろん十分なメリットがあると考えるからです。
ですが、デメリットだってもちろんあります。
今日は改めてお伝えしたい、杉の無垢フローリングについてのお話です。
メリット・デメリットを十分に理解いただいた上で、杉の無垢フローリングの良さを知ってもらえれば幸いです。
<INDEX>
そもそも無垢フローリングって?
無垢とは自然のままの状態のこと。
いわゆる合板のフローリングにも天然木が使われています。
しかし、無垢フローリングとは呼びません。
合板フローリングは複合フローリングと言い、木の板を何層か重ね合わせた合板の上にシート状に切り出した天然木を貼り合わせています。
また、天然木シートではなく、木目のプリントシートなどもあります。
無垢フローリングは単層フローリングとも言います。
単層、つまり一枚の板ということですね。
無垢フローリングとは、天然木から床材として使えるようにそのまま切り出した一枚板です。
見た目はどちらも木ですが…
感触や風合いなど、実際には大きな違いが感じられるでしょう。
無垢フローリングにこだわる理由…
メリットやデメリット、こだわりなど後述はします。
しかし、まず先に大きな違いから、なぜ無垢の床にこだわるのかをお話いたします。
合板フローリングとは、先に述べたように板や化粧シートなどを複数貼り合わせています。
そのためには当然、接着剤が使われています。
その接着剤が原因でシックハウス症候群を引き起こすことがあるのをご存知ですか?
とは言え、最近では法整備もされ、シックハウスの原因物質を十分に抑えたものが、床材を含む全ての建材に使われています。
しかし、量が抑えられているだけであって、使われていることは事実です。
新築の匂いって、分かりますか?
あれって、接着剤の匂いなんですよ?
床材には様々な種類がありますが、ほとんどの場合において化学物質が使われています。
ほとんどの方には無害です。
ですが、誰かにとっては有害です。
私たちは、赤ちゃんにも安心の素材で家づくりをしたいと考えています。
そのために…
接着剤を使う必要のない、一枚の天然木からできた、無垢のフローリングをご提案しています。
無垢フローリングのメリット
ここまでである程度メリットについてもお分かりいただけたとも思いますが…
認識を深めてもらうためにも、しっかりとご説明いたします。
メリット①天然木そのものの良さが感じられる
合板であろうとも様々な商品が開発され、デザインなどの見た目についても十分なものが普及しています。
しかし、やはり天然木の良さには適いません。
無垢の床は、切り出したままの状態で床材として使われます。
その断面に見られる木目は、当たり前のことですが、同じものは存在しません。
つまり、あなただけの、唯一のデザインです。
メリット②経年変化により永く愛することができる
合板フローリングでは、経年によって傷がつきますし、劣化なども見られるでしょう。
無垢の床も経年で変化します。しかし、その変化の仕方はただの劣化ではありません。
真新しい切り出したままの木の色味が、少しずつツヤを増して、5年後、10年後、20年後…他の床材では決して見ることのできない独特の風合いを感じられます。
もちろん傷もつきますが…その傷ですら、味わいに感じられ、より愛着もわくことでしょう。
メリット③調湿とぬくもり
無垢の床は生きていると言えます。それは呼吸をするからです。
部屋の湿度に応じて水分を放出・吸収して、室内の環境を快適に保とうとしてくれます。
また、天然木だからこそ内部には木の繊維による空気層が無数にあり、熱をため込みます。そのために床自体が冷えにくくなり、木本来のぬくもりを感じられます。
また自然物だからこその柔らかさもあり、素足でも心地良い床と言えます。
無垢フローリングのデメリット
もちろんデメリットもあります。
メリットを、そのまま逆に考えたものとも言えますが、ご説明します。
デメリット①傷がつきやすい
木の繊維による空気層があり、やわらかいということは、そのまま「傷がつきやすい」ということです。
何か落としたり、子どものおもちゃ遊びや椅子を引きずっただけでも、簡単に傷がつきます。
合板でも傷はつきますが、無垢床はより簡単に傷がつきます。
デメリット②収縮による隙間や反り
何度も言うように、天然の木を切り出しています。
天然木という性質上、施工後にも少しずつ乾燥による収縮が見られます。
その収縮によって床板と床板の間に隙間が生じる場合もあります。
また、メリットにて「呼吸をする」と述べましたが、水分を吸放出することによって収縮と膨張を繰り返します。そのため、場合によっては床板に「反り」や「割れ」が生じる可能性もあります。
デメリット③コストが掛かる
無垢床は一般的にはコストが掛かると言われています。
もちろん、床材は多様ですので一概に言い切れません。
合板フローリングの場合でも、商品などによっては無垢フローリングよりも高価なものもあります。
比べれば『無垢フローリング』一択!
メリットとデメリットを比べて、どう思いましたでしょうか?
傷や乾燥による収縮など、もちろん気になる点はあるかと思いますが…
それ以上にメリットの方が上回ると私たちは考えます。
一番気になると思う「割れ」ですが…実際はそこまでに至るケースは多くありません。
また、万が一「割れ」が生じたとしても、無垢の床は一枚の木の板です。
削ってしまえば、何も問題はありません。
気になる傷についても同様ですね。
これが合板フローリングであれば、削れば元通り、という訳にはいきません。
床全体をやすり掛けすれば、新品同様に戻すことができるのも無垢の床ならではの特徴です。
実際にやるとなると、かなりの作業にはなりますが…
そもそも合板フローリングも傷がつかない訳ではありません。
しかし、無垢の床であれば細かな傷も経年による色の変化と併せてだんだんと馴染んでいき、それすらも味わいに感じられるように愛着が湧いてくるでしょう。
合板フローリングの傷の修復は少し手間もありますし、完全に新品同様に、という訳にはいかないということもあります。
金額面としては、確かに安価な合板フローリングよりもコスト自体は掛かりますが、それ以上にメリットが上回ると考えられます。
また、「傷のつきにくい」「対候性に優れた」高性能なフローリングと比べればコストとしては安く抑えることができる場合もありますし、実際の傷への対処などは、無垢の床だからこそ簡単に行えると言えるでしょう。
普段のお手入れ?メンテナンス性は?
気になるお手入れについてです。
大変だと思われているメンテナンスについて、実際のお客様のお話も踏まえてお伝えします。
ワックスがけは必要なの?
それは仕上げ方によって違いがあります。
仕上げ塗装に「コーティング系塗料」を使うか「浸透性塗料」を使うかです。
表面の保護やツヤ出しをしたいのであれば「コーティング系塗料」がオススメではありますが、その際には無垢の良さである調湿作用については損なわれると思ってください。
「コーティング系塗料」は上から蓋をするのと同じだからです。
そして、「コーティング系塗料」の場合にはワックスがけが必要となります。
ワックスがけが不要なのは「浸透性塗料」です。
木材に染み込ませて馴染ませ、木材を保護するのが「浸透性塗料」です。
シンクホームでも、仕上げには天然由来の「浸透性塗料」を使ったクリア塗装を使用しています。
それにより、無垢床のかさつきを抑えつつ、木本来の木目の美しさや手触りを感じることができます。
ワックスがけは必要ありませんが、定期的な再塗装がメーカーの推奨ではあります。
よりキレイに保ちたいのであれば、もちろん再塗装をオススメします。
ですが、実際に私たちシンクホームのお客様で再塗装をされる方はいらっしゃいません。
再塗装などしなくても、生活を始めて年月が経つにつれ、無垢の床にはツヤが出てきます。
言い方としてはイメージが良くないかもしれませんが…
それは生活されている人の脂などによるものです。
しかし、実際にお住まいになって、暮らしていくご家族それぞれによる、特別な仕上げとも言えます。
だんだんと床に馴染みながら、独特の風合いを感じられる飴色のツヤの味わいを楽しみに暮らし、年を重ねて行くのも、無垢の床の家の良さと言えます。
お手入れ①傷への対処
傷や割れなどは削ればキレイになります。
お話した通り、極端な例ではありますが、床全体を削れば新品同様に戻せます。
お手入れ②少しの凹みなら
少しの凹みであれば、濡らして丸めたティッシュを凹みの上に置いて一晩放置しておけば元通りにすることもできます。
その際には水による輪染みができないように濡らし過ぎないなど、ご注意ください。
お手入れ③アイロン活用術
細かな傷や凹みなどが目立つ箇所には、濡らしたタオルを上に被せて、その上からアイロンがけをすることで、元通りに戻せる場合もあります。
大きな傷については難しいですが、細かな傷は割とキレイに修復できます。
お手入れ④日常のお手入れ
日常的ならお手入れとしては、乾拭きまたは、きつく絞った水拭きが良いでしょう。
雑巾がけについても、気になる汚れがある時ぐらいでも良いかと思いますし、大体は雑巾がけをしないお客様が多い印象です。
基本的には掃除機をかけるだけで十分と言えます。
お手入れについて、ここまでのお話でどうでしょうか?
ワックスや再塗装の必要もありません。
※推奨としてはもちろん必要ではありますが…実際にはほとんどされていない方が多いです。
よほどの傷がついてしまった時にも、簡単なリペアで元に戻すこともできます。
天然木の無垢の床と聞くと、日々のお手入れが大変なんじゃないかと感じられるかと思いますが、実際には合板フローリングよりもメンテナンス性に優れていると言えるのではないでしょうか?
赤ちゃん基準の家づくりによって得られるモノとは?
なぜ無垢フローリングにこだわるのかについては、先にお話した通り接着剤などの化学物質をなるべく使わない「赤ちゃん基準の家づくり」を推奨しているからです。
「赤ちゃん基準の家づくり」とは「赤ちゃんに安心の素材であれば、誰にとっても安心の家づくり」
それはつまり‥
「性能の数値だけでは測れない心地の良さを体感できる家」です。
私たちシンクホームでは、杉の無垢フローリングを始め、化粧柱や化粧梁、天井の杉板張りをご提案することもあります。
木をふんだんに使う家づくりです。
他にも、壁紙や壁の中の耐震ボードや断熱材にも自然由来の天然素材を採用し、ご提案しています。
床や天井、壁…家全体が自然の素材に包まれることで落ち着きを感じることができるでしょう。
また、ただ雰囲気のことだけではなく、実際に体感することもできます。
「無垢の床は呼吸する」という話をしました。
それはつまり、「自然素材は呼吸する」ということです。
床や柱、壁などが呼吸をし、調湿をし、室内の空気を清浄に保とうと働きます。
木のぬくもりをいつまでも感じられながら、生活臭もせず、心地よい空気で過ごせる家ということです。
新築の匂いは接着剤の匂いという話をしました。
シンクホームの家でも、全てにおいて接着剤を排除できるわけではありません。
しかし、お引き渡し時には匂いを感じることはほぼ無いと言えます。
代わりに、木の良い匂いに包まれたお家をお引き渡します、
あるお客様で“新築の匂いが苦手”だと言う方がいらっしゃいました。
お引渡し前の完成見学会や、すでに生活をされているオーナー様邸の見学会などにご参加いただいた際に「シンクホームの家は、どこも新築の嫌な匂いなどしなくて、木の匂いがする」と言っていただきました。
そのお客様家族は、シンクホームの家を気に入り私たちをパートナーに選び新築され、今も生活を楽しんでいらっしゃいます。
「性能の数値だけでは測れない心地の良さを体感できる家」
もちろん、断熱性能・耐震性能などについてもしっかりとご提案しております。
まずは、相談会・見学会にご参加ください。
本当の心地よさを体感できる家をご案内いたします。