【実例付き】家事ラク・子育てしやすい間取りとは?‐『暮らしやすさ』を考える‐
こんにちは。デザイン平屋住宅のシンクホームです。
家づくりを考え始めて一番楽しい時間…
それは、間取りを考える時ではないでしょうか?
どんな暮らしをしたいのか…
自分たちの憧れをイメージしてみたり…
理想を求めて想いに耽る時間…
そんな間取りを考える上で、「子育てしやすい間取り」について考える方も多いのではないでしょうか?
「子育てしやすい」とは…育児負担の軽減はもちろんのこと、子どもの成長にも良い影響を与えられる環境ということです。
そして、その考えは子育て世帯に限った話だけではありません。
「子育てしやすい」=「暮らしやすい」
家事ラクでストレスフリーな家は、家族の仲がより深まり、ずっと笑顔でいられる家となります。
実例を交えて、お話させていただきます。
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実例で見る!暮らしやすい間取り!
実際にシンクホームで建てたオーナー邸の間取りを見ながら、ポイント毎に説明していきます。(実際の間取りとは一部異なります)
ポイント① 帰ってきて、すぐ「ただいま」
玄関から入ってきてすぐにLDKへつなげると、帰ってきた時にすぐに顔を合わせることができます。
平屋でも、二階建てでも、玄関すぐに個室や階段を設けるのではなく、必ずコミュニケーションの取れる動線の工夫をしましょう。
また、コミュニケーションとは別の考えですが、最近関心の高い感染症予防の観点から、玄関すぐに独立洗面を設ける方も増えてきています。
子どもが小さい内は、遊んで帰ってきてから手を洗わせるのも一苦労…
洗面所に行くまでに、汚れた手で壁に触ったり…
衛生面でももちろんですが、家をキレイに保ちやすくなるというメリットもありますね。
ポイント② 家族が集まるリビング設計
リビングに十分な広さを確保しつつ、キッチンとも繋がる、見守りのできる工夫をしましょう。
個室ではなく、リビングが一番快適であれば、部屋にこもらずに家族が自然と集まります。
キッチンで料理などしていても、見守りができるようにしながら、子どもたちは好きに遊ぶ…そうした環境が、自然と家族の仲の良い雰囲気をつくっていきます。
ポイント③ 色々な使い道があるワークスペース
リビングにワークスペースを設ければ、使い道は自在です。
ご主人の仕事用に…
奥さんの裁縫などの家事に…
趣味スペース、読書スペース…
そして、子どもの成長に合わせてスタディスペースとしても使うことができます。
リビング学習という言葉を、最近はあまり聞かないぐらいに浸透してきたと感じます。
ただリビングのテーブルの上で宿題をやるのでも十分かとは思いますが、環境を整えてあげることで、集中力も増すと言えます。
見守りもできるようにすることで、子どもにとっても安心のできる環境になりますので、リビング学習はとても有効です。
ワークスペースをわざわざ設けることは、無駄なスペースではありません。
成長に合わせて色々な使い方ができるので、子どもだけではなく、ご夫婦それぞれにとってもメリットと言えるでしょう。
ポイント④ 外とも繋がりのある工夫
子どもの外遊びを見守りのできるようにするのも、両親にとって負担を少なくできると良いですよね?
広めにウッドデッキを設けて座りながら見守りができたり、子ども疲れてもすぐに休めて、また元気に遊べるようにしてあげるのも、成長を促す一工夫と言えるでしょう。
また、リビングの掃き出し窓から外がつながって見えるような工夫をすることで、室内でより広さを感じやすくなり、ストレスの軽減へと繋がります。
ポイント⑤ 子ども部屋の配置を考える!
家族のプライベートの確保は大切です。
子ども部屋もしっかりと設けてあげる必要はありますが、見守りができる、ということも考えた配置にしてあげましょう。
リビングに繋がるようにすることで、個室に入ってもお互いに気配を感じることができるので、安心のできる環境になります。
二階に個室を設ける場合には、リビングを吹き抜けにすることでつながりのある配置にする、という方法もあります。
子ども部屋の広さは、最近は4畳半もあれば十分という考えが広まってきました。
ベッドと机を置くのに十分なスペースを確保してあげることで、余分なものが無い分、受験勉強などの際にはしっかりと自室にて集中することができます。
また、子ども部屋は10年~15年程度で使わなくなってしまいます。
広くとりすぎると余分、とまでは言いませんが、後々にも使いやすいような、無駄にならない、必要十分なスペースを確保することで、ちょうどよいと言えるでしょう。
実例の間取りでは二つに分けていますが、初めからきっちりと分けるのではなく、広い一室を設けて、後から二つに分けるということもできます。
その方が、後々使い方を変える時にも活用しやすいため、そうした間取りにする方も最近は多いです。
二つに分ける方法も、しっかりと工事で壁を作るだけでなく、ロールカーテンや家具など(最近はパーテーションラックというものが市販されています)で仕切るという方法もあります。
ポイント⑥ 動線をきっちりと整えることで家事ラク
お風呂場からランドリーまで動線を整えることで、洗濯がしやすくなります。
脱衣から洗濯機まで距離があったとしても、動線がきれいであれば負担なく行うことができます。
家事をするにあたり、少しの面倒がストレスになりますよね?
洗濯動線は負担のないように考えることが大切です。
ポイント⑦ 洗って、即干すラインドリー室のススメ
同じく洗濯動線の話ですが、ランドリー室を設けることで干す作業がとても効率よくなります。
洗濯機から出してすぐに干せるという動線は、非常に有効な家事ラクとなります。
最近は室内干しの方が増えてきてはいますが、可能であれば、ランドリー室に勝手口を設けることで、外に干すための動線も確保することもできます。
ポイント⑧ 大収納ウォークインで家族の衣類はまとめて収納
ファミリークローゼットという考えです。
ランドリー室から繋がるようにすることで、洗濯物をしまうのもラクになります。
寝室とも繋がるようにすると着替えなどもスムーズになりますね。
また、収納をキレイにするためには“どこに”“何を”しまうのかをしっかりと考えることです。
当たり前のことではありますが、これをしっかりと考えておかないと、ぐちゃぐちゃになったり、どこか分からないところにしまいこんだり、とキレイに収納ができなくなってしまいます。
しまう場所を明確にすることで、子どもも片付けがしやすくなります。
子どもが片付けをしない大きな原因の一つに、どこに片付けて良いか分からない、ということがあります。
おもちゃにしても、通園、通学の道具などにしても、子どもに分かりやすい明確な分け方をすると、子どもが片付け上手になりますよ。
ポイント⑨ 最強の家事ラク動線『回遊動線』
回遊動線とは、ぐるっと一回りできる動線です。
一方通行の動線では無く、行き止まりのない、どちらからも行き来のできる動線を確保することで、家族間で渋滞することもなくなり、効率的な移動をすることができるようになります。
行ったり来たりすることなく効率的な移動ができることによって、家事負担の軽減にもつながります。
アイランドキッチンなど図例のようなキッチン配置にするだけでも、どちらからでも行き来ができるのは、忙しい食事の準備の時には非常に動きやすいと言えます。
このキッチン配置にするだけでも、回遊動線ですね。
他には、バルコニーやウッドデッキを介してリビングやランドリーなどをぐるりと回れる配置にするだけでも、移動時の負担は軽減できると言えるでしょう。
また回遊動線は子どもがぐるぐると回って楽しく遊ぶことができるので、オススメです。
「家事ラク動線」をもっと気楽に考える
アイランドキッチンにするだけでも、回遊動線と言えるとお話させていただきました。
しかし、予算や配置の問題など、様々な理由で100%の理想を叶えることは難しいとも言えます。
それでも、なるべく使いやすくしたい…
少しの工夫で、実現できることが増えるかもしれません。
例えばランドリー…
脱衣室とランドリーを同じ空間にするという方法もあります。
ウォークインなどの収納も繋げたり、一緒にしてしまうという方法もあります。
別々の区切りを持った空間で考えるよりも、一つとして間取りを考えれば、コストの削減に繋がる場合もあります。
例えばキッチン…
行き止まりのない、アイランドキッチンなどに憧れるけど難しい…
けど、動きやすいキッチンにしたい…
ここでも一工夫で、誰でも使いやすいキッチンに変わります。
料理の主体は奥さんだとした場合に、ご主人やお子さんでキッチンに用があるとすると、どこに用がありますか?
答えは…「冷蔵庫」ですよね?
換気扇側が壁で行き止まり、そして冷蔵庫が奥にあると、料理をしている時に他の家族が冷蔵庫に飲み物を取りに来ると、キッチンで渋滞が起きてしまいますよね?
冷蔵庫の配置を手前にするだけで、この渋滞が起きにくくなります。
これだけでも、「暮らしやすい間取り」の一つと言えるでしょう。
デメリットとして見栄えが良くないところはあるかと思いますが…
他にも…
収納の仕方の話にもなってきますが、洗濯物を畳まないという家事方法も最近はよく耳にするようになりました。
・シャツなどハンガーに掛けて干して、乾いたらそのまましまう。
・パジャマやシワになっても構わないようなものは、ストレージボックスなどにまとめる。
・バスタオルやフェイスタオルなども畳まずにまとめてしまう。
簡単にご説明するとこんな感じです。
まとめ
実例を交えてお話をさせていただきました。
主に見守りのできる間取りについてお話をさせていただきましたが、大事なことはお互いの気配を感じることができる、ということです。
子どもが小さい内は、親目線から考えて、キッチンで家事をしながらも子どもが遊んでいる気配が分かることは安心できます。
それだけでなく、子ども目線で考えてみても、ひとりで遊びながらもママやパパの気配を感じることができるのは、とても安心のできる環境です。
もちろんプライベート空間としての個室は大切なことですが、個室で区切りながらもつながりを持たせた空間デザインというのは、とても大切なことなのではないでしょうか?
そして、つながりのある空間デザインとは、無駄の無い動線などによって生まれます。
それが、家事ラクの、暮らしやすい家となります。
シンクホームでは、家づくりにあたりお客さまにあるノートをお渡しします。
それは、「世界にひとつだけの家づくりノート」です。
今、どんな暮らしをしているのか…
5年後、10年後、20年後には、家族はどうなっているのか…
家づくりにどんな想いがあるのか…
そして、これからどんな暮らしをしたいのか…
ご夫婦で…ご家族で…
あたらしい家に対する想いはそれぞれ色々な考えがあります。
家づくり成功の秘訣は、家族みんなの想いをしっかりと確認して、価値観をすり合わせていくことです。
ノートを書き進めていくと、家族それぞれがどんな時間の過ごし方をしているのか、どんなことを考えていくのかが、明確に分かってきます。
そして、そのノートをもとに、私たちは間取りを、暮らし方を考えます。
世界にまったく同じ暮らし方をしている家族はいません。
ですから、全く同じ家で、違う暮らし方はできません。
私たちは、お客さまご家族の暮らし方に合った家をご提案いたします。
まずは無料相談会にお越しください。
お会いできるのを楽しみにお待ちしております。