住宅メンテナンスに関する書類の保管方法
住宅メンテナンスに関する書類の保管方法とは オーナー様へ
住宅の間取り図、打ち合わせに使った書類などは、入居後もちゃんと取っておきましょう。
トラブルがあった時に、詳細が分かる書類があればスムーズです。
それに、後々リフォームをする時にも役立ちます。
新居に入ると、とにかくたくさんの書類が手渡されます。
家電製品の取り扱い説明書・保証書なども、うんざりするほどどっさり貰います。
面倒ではありますが、最初のうちに、すぐ必要なもの、そうでないもの、大切なもの、と分類して整理しておきましょう。
食洗機やシンクなどの説明書には、洗剤やメンテナンス用品の試供品も入っていたりします。
エアコンや浄水器、自動製氷機のフィルターなどは、交換時期の目安をチェックしておきましょう。
また、住宅の定期点検の際にも、記録や資料が残ります。
浄化槽を設置している場合、数カ月おきに点検に来ますよね。
その結果を記した書類も大切です。
これらは、大事に保管しておいてくださいね。
次回の点検や、再度補修工事を行う時に役立ちます。
分かりやすいよう、住宅メンテナンスに関する書類は、一括して全て保管しておきましょう。
また、これらの書類は適切な維持管理がなされている証拠でもあります。
もし将来、売却することになった時、性能や管理状況を証明できます。
さて、今日は、なぜ住宅には適切なお手入れが大切か、という話をしますね。
快適な暮らしに、お手入れは欠かせません。
適切なお手入れは、住宅の備品や各種設備などを長持ちさせてくれるんです。
また、お掃除やお手入れを通して、不具合や痛みを早期に発見することができます。
どこか傷んでいるとしても、初期段階と、ひどくなってからとでは大きく違います。
かかる金額も、その後の快適具合も。
ですから、そういう意味でも掃除やお手入れは大事なんですね。
こちらとしても、「もっと早く言ってくれていれば」と残念に思うことも多いのです。
業者の点検に任せきりにせず、自分でも定期的に点検しましょう。
気になる箇所が見つかったら、まずご連絡ください。
専門業者やリフォーム業者に相談した場合、家の構造等を一から調査することになり、費用が増える場合もあります。
また、構造を無視してとりあえずの処理をされることも。
構造の要になる、大事な柱に穴を開けられて、耐震性能が落ちた事例もあります。
金額を売りにするような営業に、決して惑わされないでくださいね。
それから、普段の掃除と別に、年に一度の大掃除は必ずやりましょう。
大掃除は、建物の主要な部分に不具合が生じていないかを確認するチャンスです。
家族で協力しての大掃除は、絆も深めてくれますし、一石二鳥です。
新築した際に、家電や家具なども新しく揃えましたよね?
これらも、けっして安くない買い物ですし、できるだけ長く働いてもらいたいもの。
故障や不良品は仕方ありませんが、適切にお手入れすることで長く快適に使うことができます。
入居時に渡された、たくさんの取り扱い説明書は、機器操作に慣れるまでは、すぐに取り出せるようにしましょう。
簡単なメンテナンス方法や、チェックポイントなども説明書には記載されています。
フィルターの型番など、今後も必要となってくる情報はすべて分かります。
実際、浄水器のフィルターが別売りなのを知らずに、ずっとフィルター無しで使い続けていた人もいます。
ですがそれも、説明書に目を通していれば防げたことです。
季節外のエアコンは、ちゃんと掃除した後にカバーをかけて、埃が積もらないようにしておきましょう。
洗濯機もまめに乾燥させておけば、カビの発生が防げますよ。
住宅ローンもあるし、まだ使えるものを捨てるのもはばかられるし・・・と、今まで使っていた洗濯機や冷蔵庫をそのままお使いになる方もいるでしょう。
物を大切に使うことは素敵なことです。
古いものもメンテナンスをしっかりしてあげて、長くきれいに使ってあげて下さいね。