補助金が熱い!省エネ住宅が熱い!新築&まだまだ新しいお家の方も!
こんにちは。デザインHIRAYAのシンクホームです。
SNSを開けば分かるように、様々な情報が溢れている昨今…
家づくりを考える時にも「かっこいい外観」「おしゃれなキッチン」などの見た目の情報とともに「高気密・高断熱」「省エネ住宅」といった、性能についても気にして家づくりを考える方が増えてきております。
そもそも高性能の家づくりは、以前から各住宅会社が「売り」にして掲げられてはいましたが、SNSの普及とともに様々な企業からの情報発信の増加に伴い、住宅会社からも性能についての細かな勉強動画などが発信され、一般的にもより興味を持たれるようになりました。
さらには、昨年の政府による「断熱等性能等級」の見直しは、日本全体での省エネ住宅普及をより推進させるための政策と言えます。
「省エネ住宅」とは、一言で言えば「家計にやさしい家」
ここ最近の物価高や電気代の高騰などの事情から、「省エネ住宅」を考えることはとても重要なことと言えます。
この「省エネ住宅」の普及促進のために、政府による補助金制度が度々実施されておりますが、今年はさらなる大型支援が行わることになります。
それが『住宅省エネ2023キャンペーン』です。
・こどもエコすまい支援事業
・先進的窓リノベ事業
・給湯省エネ事業
の3つの事業からなるキャンペーンは、予算総額2,800億円となっております。
これから新築を建てる方はもちろんのこと、既存住宅の方も、さらには新築1年以上が経過したばかりの築浅の戸建ての方でも…
その頃には届かなった、今以上の高性能住宅をリフォームによって手に入れるチャンスと言えます。
今回は「住宅省エネ2023キャンペーン」と改めて考えたい「省エネ住宅」のお話です。
<INDEX>
住宅省エネ22023キャンペーン
「住宅省エネ22023キャンペーン」は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを協力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する新たに創設された3つの補助事業の総称です。
新築のみならずリフォームについても対象で、結露対策や断熱性能向上の効果が期待のできる窓リノベ事業については既存住宅の方にとっては非常に魅力的と言えるでしょう。
それでは、国土交通省、経済産業省、環境省による省エネ住宅推進のための本キャンペーンの各事業についてご説明いたします。
こどもエコすまい支援事業こども
以前別ブログ「あたらしく創設される「こどもエコすまい支援事業」で補助金100万円 」でも紹介しておりますが…
こどもエコすまい支援事業とは、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯への高性能省エネ住宅の取得や省エネ改修等に対して支援することにより、省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図る事業です。
補助対象及び補助額
子育て世帯または若者夫婦世帯の注文住宅の新築、新築分譲住宅の購入
※子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯
※若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯 (年齢はいずれも令和4年4月日時点)
・高い省エネ性能を有する住宅(ZEHレベル)
(ZEH、 Nearly ZEH、 ZEH Ready、 ZEH Oriented または令和4年10月1日以降に認定申請をした認定長期優良住宅、認定低炭素住宅若しくは性能向上計画認定住宅)
・補助額:100万円/戸
住宅の所有者によるリフォーム
・断熱改修、エコ住宅設備の設置など
・補助額:30万円/戸
ただし、以下の該当により引き上げ有り
子育て世帯または | 既存住宅の 新規購入 | 1戸あたりの 補助上限額 |
該当する | 該当する | 60万円 |
該当しない | 45万円 | |
該当しない | 該当する | 45万円 |
該当しない | 30万円 |
先進的窓リノベ事業
先進的窓リノベ事業とは、既存住宅の窓の高断熱化を促進するために、リフォーム費用への補助をすることで、エネルギー価格高騰への対応やCO2排出量の削減など、ZEH基準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とする事業です。
補助対象及び補助額
既存住宅(建築から1年を経過または過去に人が居住した住宅)
※住宅の新築、購入は対象外
・対象改修工事:内窓設置、ガラス交換、カバー工法、外窓交換
・補助額:最大200万円/戸(補助率50%相当)
※費用の50%を補助するのではなく定額で、国が想定する一般的な改修費の2分の1相当額が設定されている
例)改修後の窓の性能:Aグレード(熱貫流率Uw1.9以下)
- 大きさの区分:大(2.8㎡以上)の窓への内窓設置
補助額:69,000円
- 大きさの区分:小(0.2㎡以上1.6㎡未満)の窓のカバー工法
補助額:51,000円
給湯省エネ事業
給湯省エネ事業は、家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯について高効率給湯器の導入支援を行い、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成を目指す事業です。
補助対象及び補助額
新築(注文住宅・分譲)または既存住宅リフォーム
・補助額
設置する給湯器 | 補助額 |
家庭用燃料電池 (エネファーム) | 15万円 |
電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器 (ハイブリッド給湯器) | 5万円 |
ヒートポンプ給湯器 (エコキュート) |
一番お得に補助金を手に入れる!
各事業について簡単にご説明させていただきました。
「さて、それでは実際に考えよう」と思うと、補助対象内容には被りもあり、どれが一番お得なのかと悩むこともあるかもしれません。
しかし、3つのそれぞれ独立した事業ではありますが、「住宅省エネ2023キャンペーン」として連携をしています。
施工業者が全ての事業に登録をしている必要がありますが、3つの事業に登録されている業者で施工・申請をすれば、それぞれの事業の中から最もお得に補助を受けられる事業にて申請をすることができます。
また、対象工事・機器によってはキャンペーン内での併用も可能です。
※対象機器などが重複する場合には併用不可
併用可の例)
こどもエコすまい支援事業(リフォーム)
開口部の断熱改修(ドア交換)
34,000円
+
先進的窓リノベ事業
内窓設置
69,000円
そして、併用についても、申請時に一番お得な方法で各工事・機器毎に受け付けてもらえます。
最近家を建てたばかり…だからこその窓リフォーム!?
今回の省エネキャンペーンの中でも、「先進的窓リノベ事業」は注目すべき事業と言えます。
リフォームの中でも割と取り組みやすく、性能向上の効果が大きく期待できるのが窓リフォームです。
その窓リフォームについてかなりの予算を充てての補助事業となっております。
結露で悩んでいる…
冷気に悩んでいる…
電気代の値上げが気になっている…
そんな方には、ぜひこの機会に取り組んでください!
リフォーム費用の2分の1相当の補助で最大200万円となっていますが、一般的な2階建て住宅でも十分すぎる上限額と言えるでしょう。
そして、リフォーム対象については、建築から1年を経過または人の住んでいる既存住宅となっています。
ですので、最近新築されたばかりの方もぜひご検討ください!
ここ数年で、高気密高断熱の家が当たり前に色々な住宅会社にて謳われるようになりました。
私たちシンクホームでも性能を意識し、心地のよい家づくりを心掛け、お客様にご満足いただいてきております。
十分な性能の確保をしてはおりますが、コストバランスについても大切に考えて家づくりをしております。
もちろん、性能にこだわるお客様にはより高性能の窓サッシの提案などしておりますが、標準として、「ちょうどいい性能」をご提案しております。
つまり、今快適だと思っていただけている家の、さらに上の性能の家にすることができるということです。
あの時には諦めてしまった性能も、今回の「先進的窓リノベ事業」でお得に手に入れることができます。
実録!見積り試算で「先進的窓リノベ事業」徹底活用
実際スタッフ邸の窓にて内窓設置工事の見積もりをし、概算にて試算し、実際に受けられる補助額と比べてみました。
先進的窓リノベ事業
・内窓設置・窓性能:Aグレード(Uw1.9以下)
設置箇所 | 寸法(W × H) | 見積金額 | 補助額 |
リビング南面 掃き出し 引き違い窓 | 1700 × 2000mm (3.4㎡) 大きさの区分:大(2.8㎡以上) | 122,900 | 69,000 |
脱衣・ランドリー 掃き出し 引き違い窓 | 1100× 2000mm(2.2㎡) 大きさの区分:中(1.6㎡以上2.8㎡未満) | 89,800 | 47,000 |
あくまで概算となりますので、ご了承ください。
※別途諸経費等も発生します
合計212,700円の見積金額に対して116,000円の補助額となり、実質負担額は96,700円です。
金額に対して55%程の補助額です。
改めてお伝えしますが、補助額については費用の2分の1ではありません。
窓の大きさ毎に大(2.8㎡以上)、中(1.6㎡以上2.8㎡未満)、小(0.2㎡以上1.6㎡未満)の3つの区分に分けられており、区分毎に定額の補助額が設定されております。
つまり、窓のサイズが各区分の最小設定サイズに近い程お得です。
ただし、窓のサイズは既に今のお家についている窓から変えることはできませんので、あくまでもぴったりのサイズだとよりお得ということです。
あらためて考えたい「省エネ住宅」
「省エネ住宅」とは、エネルギー消費が少ない住宅です。
断熱性能を上げることで冷暖房効率を良くし、エネルギー、つまり電力の消費を抑えます。
電力消費を抑えることで、月々の電気代が安くなります。
最近の電気代高騰によって、家計には大きな影響があることでしょう。
なぜここまで電気代の値上げが続くのかと言うと、もちろん様々な要因があるのですが…
要するに皆が電気を必要として、電気を作る必要があるからです。
省エネ住宅が増えることで、各家庭の電力消費量が少なくなっていけば、たくさんの電気を作る必要がなくなります。
そうすることで、値上げを抑制したり、電気代を安くすることができるようになるかもしれません。
実際にどうなっていくかは予測も難しいですし、分かりませんが、少なくとも、今お支払いの電気代は確実に安くなることでしょう。
おわりに
「住宅省エネキャンペーン2023」をご紹介いたしました。
これから家づくりを考える方は、世間一般的にも高気密高断熱の家というものが浸透してきておりますので、「省エネ住宅」を考えた家づくりをされることでしょう。
家を建てて、住宅ローンを抱えての生活…
不安なこともあるかと思います。
キャンペーンを利用して、お得に「省エネ住宅」を手に入れることで、建てた後の生活を安心して過ごすことができるようになるでしょう。
また既に家を建てた方…最近新築された方も、改めて考えるチャンスです!
今の家でも十分な性能だから…と思っていらっしゃる方も、より高性能の家にする、今までにないチャンスです。
先にオススメさせていただいた「先進的窓リノベ事業」については窓リフォームに特化してここまでの大型支援は今までなかったと言えます。
電気代の値上げに負けない、高性能住宅を手に入れるかつてない機会をぜひご活用いただければと思います。
各事業等について詳しくは…
住宅省エネ2023キャンペーン【公式】-国土交通省・経済産業省・環境省
※当ブログにて補助を受けられることを保証するものではありませんので、対象なのか、いくらの補助を受けられるのか等、施工業者とよくご相談ください。