断熱材の選び方・性能の違いとは?■羊毛断熱材を選ぶ理由
羊毛断熱材で心地よい暮らし
高断熱住宅という言葉を当たり前のように聞くようになってきて、
皆さんの断熱材についての関心も高くなっているように感じます。
しかし、断熱材は多種多様です。
あなたは、
家族の“想い”のつまった家づくりにおいて
どの断熱材を選ばれますか?
断熱材ってどんな種類があるの?違いは?
シンクホームでは、
『羊毛断熱材』を標準仕様として採用しております。
『羊毛断熱材』の良さをお伝えする前に、
他の断熱材の種類や性能、違いについてもお話させていただきます。
下の表は、羊毛断熱材を含む一般的な断熱材の特徴や性能を一覧にしたものです。
全国ほとんどの家で使われていると言っていい断熱材は、シェア率38.1%の『グラスウール』です。
『グラスウール』は断熱性能も十分で耐火性もあり、何より価格が安いため多く流通しています。
『グラスウール』より若干値段が上がり、耐火性がより増したものが『ロックウール』です。
2番目のシェア率の『硬質ウレタンフォーム』は抜群の断熱性能を誇ります。
吹付による施工は気密性もとても高く、高気密・高断熱住宅にはピッタリと言えます。
天然繊維系である『セルロースファイバー』と『羊毛断熱材』の2つは、熱伝導率としての断熱性能は決して高くはありません。
コストで考えても、『硬質ウレタンフォーム』、『セルロースファイバー』、『羊毛断熱材』の3つは、『グラスウール』と比べて、1.5倍~2倍程高いと言われています。
「じゃあ何が良いの⁉」
「グラスウールとか、ウレタンフォームで良いじゃない!」
と皆さん思うでしょう。
しかし、高断熱住宅に必要なことは、ただ単に断熱材の熱伝導率の数値だけではありません。
まずは、天然繊維系の断熱材のメリットからご説明します。
天然繊維系断熱材の良いところ?
天然繊維系の断熱材の一番のメリット…
それは、
ずばり【調湿性能】です。
断熱材にとって一番の天敵は湿気です。
天然繊維系の断熱材は、湿気を吸い、逃がしてくれます。
まさに、呼吸する素材と言えます。
『グラスウール』などは湿気がとにかく苦手で、壁内結露の恐れがあります。
『ウレタンフォーム』は気密をしっかりとすれば湿気を通すようなことはありませんが、施工の仕方によっては絶対と言い切れません。
正直なところ…
どの断熱材に対しても、結露予防として調湿・透湿のためのフィルムやボードを使用し、
対策を行えば安心と言えます。
しかし、
一度家が建ってしまえば、壁を壊さない限りは確認のできない壁の中…
断熱材自体が安心のできる素材であることは、とてもメリットのあることと言えます。
もう一つのメリットは…
【気密性能】です。
『ウレタンフォーム』も抜群の気密性を誇りますが、天然繊維系断熱材も、同じく壁内にすき間なく充填することができ、しっかりと気密性を確保することができます。
住宅の気密性はとても重要です。
気密性が低いということは、要するにすき間だらけの家ということです。
たとえ高断熱のあたたかい家でも、すき間だらけなら、あたたかい空気がどんどん逃げてしまいます。
そして、
【防音性】も高く、なにより【環境】にやさしいと言えます。
『グラスウール』などの鉱物系は、高温で溶かしてから繊維状にします。
発泡樹脂系は、もちろんプラスチックなどの石油製品のことです。
天然繊維系である『セルロースファイバー』は、新聞や古紙などのリサイクル…
『羊毛』は、天然の羊の毛とポリエステルとの特殊製法…
鉱物系・発泡樹脂系に比べ、製造にかかるエネルギーコストが抜群に低いと言えます。
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が定着してきた昨今、【環境性】についても検討項目に含めても良いのではないでしょうか?
ちなみに…
環境問題に厳しいアメリカでは、『セルロースファイバー』が数ある断熱材の中から群を抜いてシェア率1位を誇っているそうです。
断熱材の選び方・・その決め手とは⁉
天然繊維系の断熱材の良さは伝わりましたでしょうか?
数値としての性能の高さで言えば、『硬質ウレタンフォーム』がダントツと言えますが…
断熱材を選ぶ際に、
+αの付加価値
を考えてみるのは、とても重要なことです。
これから先、20年、30年、50年…
永く暮らす家です。
安心できる素材…『住み心地、暮らし心地の良い家を建てる』
その“想い”で、断熱材を選んでみませんか?
シンクホームが『羊毛断熱材』を選ぶ理由!
ここまでお話して、
「『セルロースファイバー』じゃなく、『羊毛』にこだわる理由って何?」
と思われるでしょうが…
『羊毛』の良さはまだ伝えきれていません。
『セルロースファイバー』には無い、
『羊毛』だけのメリットがあります。
それは二つ…
まず一つが、【水に強い】ことです。
もし、あなたの家が災害などで浸水してしまったらどうしましょう?
『グラスウール』は一度ぐしょぐしょに濡れてしまうと、もう二度と断熱性能は戻りません。
しかし、
『羊毛』は天然の羊、
濡れたからと言って、乾いてしまえば、断熱性能は元通りに戻ります。
そして、
最大のメリットと言えるのが二つ目です。
シンクホームでは、“赤ちゃん基準のやさしい家づくり”を提案しています。
“赤ちゃん基準”とは、アレルギーやシックハウス症候群などの原因物質である、ホルムアルデヒドなど(VOC)の有害物質を極力排除するということです。
現在の住宅建材において、低ホルムアルデヒド建材は当たり前です。
しかし、だから安全という訳ではありません。
微量ながら常に出ているものであり、5年、10年と放散し続け、アレルギーや人体への影響は否定しきれません。
そこで、二つ目のメリットですが…
【清浄作用】
『羊毛断熱材』は、空気をキレイにする効果があります。
有害物質だけでなく、生活臭の原因物質についても除去します。
目には見えないことですが…“赤ちゃん基準”で身体への心配なく、空気がキレイに保たれていることは、とても住み心地の良い家と言えます。
“空気がキレイで、木のぬくもりをいつまでも感じられる。”
このことは、
シンクホームの【オーナー邸見学会】にご参加いただければ、体感していただけます。
断熱材の違い、天然素材である『羊毛』の良さが伝わりましたでしょうか?
そもそも『グラスウール』とはチクチクしていて素手では絶対に触れないもの…
繊維の欠片を吸い込むと、肺や呼吸器を痛めることになってしまう恐れもあります。
(完成後の住宅ではそのような危険性まではありません)
心休める空間である家の壁の中にチクチクした素材が詰まっているよりも、
ふわふわのやさしい羊毛に囲まれて暮らした方が、ずっと気分も落ち着くと思いませんか?
シンクホームでは、『羊毛断熱材』を標準仕様とし、他の高性能断熱材と組み合わせることで
目には見えない“住み心地”も含め、快適性を日々追求しています。
詳しくは、
【無料相談会】にご参加ください。